住居の最適な大きさと立地を考えよう

住まい

最適な住居の広さを考える

生きている限り、生涯かかり続けるのが住宅費です。

FIREの達成を目指して収入を増やして支出を減らす基本にのっとり、ギリギリまで賃貸住宅で暮らすことに決めたら、ここからは実際に借りる住まいの選び方について考えていきましょう。

 

いま賃貸物件を探していると仮定します。

いろいろ内覧もして候補の物件を最終2件まで絞り込みました。

築年数や部屋の向き、階層、様々な設備などもほぼ同じ条件、そして同じ家賃で、ただ違うのは部屋の広さだけ。

面積の広い物件と狭い物件ならどちらを選びますか。

 

同じ条件でほぼ同じ家賃ですから、おそらく多くの人が広い物件を選ぶはず。

「できることならば、少しでも大きな住まいで暮らしたい」と思うのが人の心理です。

しかし、そのぶんにかかる空調の電気代や掃除の手間も含めて考えてみてください。

それでも広い部屋を選びますか?

 

住まいについて「快適な広さ」の感じ方は人それぞれの価値観によるので、統一の見解を出すのはなかなか難しいのですが、家賃を面積で割ってみて、1㎡あたりの家賃を計算してみましょう。

あとは間取りを見ながらそこでの生活をイメージして、デッドスペースになったり、あまり使われないスペースがないかを想像してみてください。

そういうスペースにも家賃が発生していると考えると、その価値があるかを判断しやすいはずです。

 

モノが少なければ家賃は抑えられる

とはいえ、何度もいうとおり、FIREするには収入を増やし支出を減らすのが基本です。

家賃は固定費なので、支出を減らすという意味では安い住居を選ぶに越したことはありませんし、理由があって高い家賃の住居を選んだとしても、どの程度まで許容できるのか、を考えていきましょう。

 

FIREが前提ですから、家賃はやっぱり安いほうがいい。

家賃をいかにして低く抑えるかを考えてみると、収納、片付け、掃除、ソーシャルディスタンス(社会的・心理的距離)の問題は、住まいに入れるモノの量次第で解決できることに気が付きます。

モノが少なければ、収納はそれほど必要ありませんし、片付けや掃除にも時間はかかりません。

2人以上で暮らす場合のお互いの距離感の問題も、モノが少なければ解消できます。

 

結論として、モノが少なければ家賃を下げられます。

 

駅からの距離で家賃は下がるぶん、車の維持費がかかる

モノを減らして狭い住居を選んだけれど、もっと支出を減らしたい――と考える場合、駅から距離のある物件を選ぶと家賃はさらに下がります。

でも、今度は駅までの交通手段にお金がかかります。

車があれば維持費がかかりますし、車がなかったとしても、歩く時間が30分かかったり、公共交通費やタクシー代が別途発生したりします。

家賃が下がったぶんで収まればまだしもですが、それでは駅から離れた意味がありません。

これは広い住居を選んだ場合と同じです。

 

つまり、家賃だけで単純に比較するのではなく、そこで生活するにあたり付随する費用も合算して、本当にお得な選択をしているのかを考えてみてください。

 

 

車を購入して維持していく費用についてここで触れておきます。

車にかかるコストは、車の購入費用、税金、駐車場代金、タイヤ代、保険料、ガソリン代、車検代、メンテナンス費などです。

 

 

車の購入費用とは別に、車の維持費として月々3~4万円ほどの支出を考慮して、家賃の目安を考える参考にしてください。

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