経験と学びをネタにしてマネタイズする

遊興費

FIRE達成後の「頑張らない起業」にふさわしくないもの

起業するにあたり、具体的にはどんな事業を起こせばいいのでしょうか。

 

せっかく手に入れたFIRE生活です。

お金を稼ぐことに力みすぎず、FIREしてできた時間を有効に使ってマネタイズを目指しましょう。

「頑張らない起業」には、次の4つの条件にあてはまる事業が向いています。

 

  1. 小資本で始めることができる(初期投資がかからない事業)
  2. 在庫をできるだけ持たない
  3. 利益率が高い
  4. 定期的な収入が見込める(継続的に課金できる事業)

 

起業をするときにまず考えなくてはならないのは「初期投資額」「利益率」「在庫管理の有無」です。

 

ここから考えると、「頑張らない起業」に最適なのはパソコン1台とインターネット環境さえあればできるビジネスです。

このブログを読んでくださっている人であれば、すでにパソコンもインターネット環境も揃っていると思いますので、初期投資ゼロでのスタートはすぐにでもできるでしょう。

 

自宅が作業場であれば、家賃や光熱費も別途かかりませんし、その一部は経費になります。

初期投資額が少なければ、起業してからの利益率もすぐに上がります。

 

また、ビジネスで大きなリスクとなり得るのが「在庫管理」です。

販売先が決まっていないのに仕入れて在庫ばかり抱えてしまうと、経営は困難になります。

「頑張らない起業」には「在庫管理」のないビジネスを選ぶべきです。

 

起業して事業が軌道に乗ってきたら、次は定期的な収入が見込める「サブスクリプション事業」の導入を考えましょう。

サブスクリプションとは定額制サービスのこと。

商品やサービスに代金を直接支払うのではなく、利用できる期間に対して定額を支払い、いつでもサービスの提供が受けられます。

すぐに思い付くのは、スポーツジム、カーシェアリング、動画視聴サービスの「ネットフリックス」「Amazonプライム」などですが、最近では飲食店でも毎月課金しておくといつ行ってもランチメニューやコーヒー、酒類などが提供されるモデルも出てきました。

 

サブスクリプション事業では、サブスク会員が1人でもいれば月の収入はゼロにはなりません。

 

もしも毎日利用されたら単価は下がりますが、毎月の収入がある程度見込めるのは最大のメリットです。

 

自分の事業のどのあたりがサブスクリプション事業につながるのかは、起業する時点から常に意識しておきましょう。

 

経験をブログでマネタイズ

日常的な経験や人がなかなかできない体験をブログや動画にして、自分のコンテンツとしてシェアすると、マネタイズができます。

同じような経験をしてみたいと思っている人にとっては、貴重な情報源なので、そこに高い価値があると感じてもらえます。

 

筆者は東京・中央区の人形町で外食することが多いので、人形町グルメブログを書いています。

 

ご存知の人もいると思いますが、人形町は東京でも下町情緒の残るエリアです。

江戸時代から続く老舗も多く、甘酒横町は下町の食べ歩きスポットとしても知られている名所。

水天宮は、安産や子宝に恵まれるご利益があるといわれます。

遠方から人形町を訪れる人にとって、人形町グルメブログはリアルで噓のない情報だと感じてくださるようです。

 

講談はご存知ですか。

講談とは、高座と呼ばれる舞台にある小さな釈台を前にして座り、張り扇でその釈台をたたいて調子をとりながら、軍記物や政談などを読み上げる日本伝統芸能の1つです。

実は私、習いごとで講談をやっているので、そのことも講談ブログで書いています。

落語は知られていますが、講談はよく知らない人も多くて意外にマニアックなので、気になる人には貴重な情報源です。

 

観光列車に乗ったことはありますか。

移動手段としての運行列車とは違っていて、その名のとおり観光を目的とした列車です。

走る路線から見える風景を楽しみ、地域の季節の味覚も味わえます。

これは地方での乗車体験記として観光列車ブログにまとめています。

 

これらの経験や体験を書いたブログは、インターネット上で公開されていて、アドセンスやアフィリエイトなどの広告収入で収益化が可能です。

アドセンスとは「Google AdSense」のことです。

グーグルがウェブサイトを運営している人に向けて提供している広告サービスで、サイトで扱われているコンテンツ内容や訪問者の情報に基づいて、関連する広告が表示されます。

広告収入を得るには、サイト運営を始めて、ある程度の記事数を書いてウェブで公開したら、グーグルにアドセンスを利用したい旨を申請。

審査が通ると、広告が表示されるように設定できます。

アクセスが集まって広告を目にする人が増えるほど、表示される回数も増えて広告収入が上がります。

広告掲載料は広告ごとに異なります。

一律ではありません。

 

アフィリエイトも、サイト運営者がマネタイズできるインターネット広告の仕組みの1つです。

自分の運営するサイトで広告主の商品を宣伝して、それを見た人が契約や購入に至った場合、その成果に応じて報酬が支払われます。

商品を宣伝しようとするアフィリエイターは、「ASP」と呼ばれるアフィリエイトサービス事業者に登録し、紹介したい商品の宣伝用URLを自分のサイトに配置。

サイトの訪問者がそのURLをクリックしてリンク先の販売サイトから商品を購入すると、広告主からASP経由でアフィリエイターへ報酬が支払われます。

 

筆者の場合は、持病の高血圧をテーマとするブログも運営しており、改善のために飲んでいるサプリメントをブログで紹介し、そのサプリを飲んで血圧がどう変化したかを書いています。

すると、どんな反応があると思いますか。

そのブログに貼ったサプリメントのアフィリエイト販売リンクから購入する人が出て、そのことに対して企業から紹介料が入ってきます。

 

経験や体験をもとにYouTube動画を制作して公開しても、広告収入が得られます。

ただし、チャンネル登録者が1000人以上で、視聴時間が年間4000時間超えていて審査が通ったチャンネルに限ります。

撮影はスマートフォンで行い、編集はスマートフォンの編集アプリを使えば、初期投資はかかりません。

 

学びを出版でマネタイズ

何らかの目標を達成したくて学んだことは、出版してマネタイズします。

このブログでもポイント活用(ポイ活)のことは書いていますが、筆者自身、『ポイントを無駄にしない活用法』(辰巳出版)というタイトルの本を出版しました。

 

実は筆者は買い物のたびに入る「ポイント」を効率的に貯めたくて、情報を集めて実践してきました。

先ほどのポイ活本は、ポイントを最大限に活用して0円でハワイ旅行を実現させた筆者によるポイント活用のノウハウ本です。

学びから自分なりに実践したことでオリジナルコンテンツとなり、商業出版につながりました。

何かに没頭して勉強しているときには、書籍やセミナー、ワークショップなどでいろいろな人のいろいろなノウハウを学びます。

よいところを選び出してまとめ上げ、その総体に自分なりの解釈をして実践したものは、すでにもうオリジナルコンテンツです。

 

出版する場合には2通りのマネタイズ方法があります。

1つ目は先ほどのポイ活本のように、著者デビューして自分の書いた本の売上から印税として収入を得る方法。

2つ目はアマゾンのKindle出版で電子書籍を出して収益を得る方法です。

 

商業出版については、自分のコンテンツを出版社に持ち込んでみなければ、出版が実現するかどうかは正直わかりません。

出版社の編集者に関心を持ってもらえたらこっちのものですが、ハード
ルは高めです。

 

それに対して、電子書籍出版(Kindle出版)は、コンテンツがあって文章が書ければ、誰でも簡単に無料で出版できます。

Kindle出版は、アマゾンが提供してるセルフ出版サービスです。

それこそ、パソコン1台とインターネット環境があればできるので、「頑張らない起業」にはもってこいです。

 

ここからは、Kindle出版をするまでの一般的な流れを紹介します。

まずはアマゾンが提供しているKDP(Kindle direct publishing:キンドルダイレクトパブリッシング)のサイトにアクセスして、アカウントを作ります。

登録する内容として、著者名、支払い受け取り銀行口座、税金に関する情報(源泉徴収)について聞かれるので入力します。

次に、出版する電子書籍のデータを用意します。

Wordファイル「.docx」もしくはEPUBファイル「.epub」で準備できたら、KDPにログインして送信するだけ。

出版までは、たったこれだけの作業工程です。

販売価格は99円から設定できます。

内容に自信が持てるのであれば、最初から強気に1000円以上で販売するのがおすすめです。

その場合の印税(ロイヤリティー)は通常35%程度、1000円で1冊売れたら320円(税込)。

そして、さらにKindle出版で収益を増やす方法を2つ紹介しておきます。

 

  1. アマゾンでの独占販売を宣言し、ロイヤリティーを35%から75%に変更して販売する
  2. KDPセレクトというプログラムに登録して、Kindle Unlimited加入者の特典のKindle読み放題プランに出版した本を登録し、読まれたページ数に応じてお金をもらう

 

Kindle Unlimitedの加入者には、お金を出してまでは読みたくないけれど、無料でならいくらでも読んでみたいと思っている人が一定数含まれています。

本が売れないと悩むのであれば、読まれたページに対して支払われるロイヤリティーを受け取る選択も、収益を上げるよい方法です。

 

実績を教えてマネタイズ

自分の経験をブログにし、学んだことを書籍にしてコンテンツ化を実践していくと、次はそのコンテンツをもとに講師として登壇し、セミナーや講座を開催できます。

コンテンツビジネスとしての展開で、こんな事業ができるようになります。

 

  • セミナー講師
  • オンライン教材の販売

 

ブログでの発信や出版でうまくいった実績があれば、講師やアドバイザーとしてのマネタイズは比較的簡単です。

その実績を求めている人に向けて、先生ビジネスを展開していきましょう。

 

例えば、私の観光列車ブログでいえば、ブログの内容に関するテレビ出演のオファーがありました。

なので、「ブログでテレビのオファーをもらう方法セミナー」を開催するということです。

 

余談ですが、勤めてきた会社や学生時代のアルバイトなどで培ったスキルも、趣味として続けてきたことなども、人に教えるのに特別な資格はいりません。

自分が得意としていることを誰かが必要とすることは、この世の中には往々にしてあるので、思いがけない趣味が、意外にもコンテンツビジネスに発展することもあります。

自分の知識やスキルを一度振り返って整理し、ブログで発信したりKindle出版をしたりするとよいでしょう。

 

ここからは、自分のコンテンツをもとにセミナーの開催やオンライン教材の販売を行うための手順を説明します。

教材作りを始める前に、自分のコンテンツの内容を整理します。

「誰に何を教えるのか」、「受講してくれた人は、そのセミナーやオンライン教材で、どの地点からどう変化できるのか」を定めます。

教材内容の骨子作りです。

骨子が決まったら、テキストを作ります。

そしていよいよ受講生の募集です。

セミナー受講生の募集には「Peatix(ピーティックス)」などの無料告知サイトを使います。

受付から入金までがひととおりシステム化されており、自分で書いた告知文の原稿を入稿するだけでよいので便利です。

ただし、登録は無料ですが、実際の入金管理の手数料は若干かかります。

 

Peatix
https://peatix.com/
セミナーやイベントの集客、わずらわしい入金管理も簡単!

 

セミナーの様子を動画にしたり、Zoomで資料をめくりながら話して動画に撮影し、販売もしていきましょう。

動画の準備ができたら、あとは「Udemy」などの販売サイトにアップするだけです。

このサイトも登録料無料で、費用がかかるのは決済時の手数料のみです。

 

Udemy
https://www.udemy.com/
動画講座の販売、スキルや知識を共有することも可能!

 

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