ANAマイルとJALマイルどちらがお得?
マイルとは、各航空会社が行っているマイレージプログラムのことを言います。
全日空が行っているのがANAマイレージクラブで、日本航空がやっているのがJALマイレージバンクです。
このマイレージプログラムは航空会社が行っているポイントサービスだと考えると理解しやすいでしょう。
マイルは、飛行機に搭乗したり、クレジットカードの決済、ポイントサイトなどで貯めることができます。
JALマイルの用途
- 特典航空券
- 国際線アップグレード
- クラスJ-eクーポン
- eJALポイント
- とっておきの逸品(商品交換)
- その他JAL関連サービスの利用
- 他社ポイント・電子マネー交換
ANAマイルの用途
- 特典航空券
- 国際線アップグレード
- ANAスカイコイン
- ANAショッピングポイント
- ANAセレクション特典(商品交換)
- その他ANA関連の支払い
- 他社ポイントへ交換
ANAマイルとJALマイル実はそれほど変わらない
ANAマイルとJALマイルを細かく比較をすれば、どの部分ではこっちがお得というのはありますが、実は大体のところにおいて、それほど大きな違いはありません。
マイルの一番お得な用途と言われている特典航空券の取得に関しても、国内線であればどちらも2ヶ月前だし、国際線であればどちらもこの1年間は変わりません。
あえて言うなら、ANAマイルの方が貯めやすいということで、ANAマイラーの方がやや人数が多いのか、ANAの特典航空券の方がすぐにいっぱいになってしまい、取りにくいような気がします。
またマイルの有効期限に関しても、どちらも3年です。
3年経ってしまうと、自動的にマイルが消滅してしまうので、特典航空券以外に交換できる術がある方が有利と言えます。
JALマイルは最低交換単位が決まっており、あまり融通がききません。
一方のANAマイルの場合、1マイルから交換可能なANAスカイコインというのがあ
り、ANAスカイコインに交換するとお金の代わりに使うことができ、有効期限が交換してから1年間なので、実質、有効期限が延長されると言ってもいいでしょう。
それほど変わらないならどこに行くかで決める
特典航空券を使って国内線であれ、国際線であれ、飛行機に搭乗したくとも希望の路線がない場合があります。
空港によってANAしか飛ばない空港もありますし、JALしか飛ばない空港もありますので、先に行きたいところが決まっているのであれば、その空港に就航している航空会社を事前に確認しておきましょう。
せっかくマイルを貯めても、いざ特典航空券を取ろうと思ったときに、就航していませんでしたでは目も当てられません。
ANAマイルとJALマイル、どっちで貯めるべきか?
ANAマイルとJALマイル、国内では2つのマイルがあり、よくどちらのマイルを貯めるべきかで議論になることがあります。
実際に貯めやすさも違いますし、マイルの使いやすさも違うので、そのような議論になるのだと思います。
個人的には、マイルを貯めるのはできる限りストレスのない形で行わなければ、長続きはしません。
なので、私は、ANAマイルか? JALマイルか? と考えるよりも、ANAマイルとJALマイルの両方を並行して貯め、自分にストレスのない生活を優先し、その上でANAマイルとJALマイル、早く貯まった方を使うようにしています。
効率を考えたら、どちらかに集中するべきだとは思いますが、それよりもストレスのない生活を送ることの方が大切なことだと思うのです。
提携航空会社で決めるのもアリ
マイルを効果的に使う場合、ANAマイルだからといってANA、JALマイルだからといってJALということではなく、それぞれが加盟しているアライアンス(航空会社グループ)まで視野を広げて見るようにしてください。同じグループ内であればマイルの交換もできるので、他社の海外特典航空券にも変更しやすくなります。
加盟航空会社で選ぶ
自分がよく利用する航空会社がどちらのアライアンスに加盟しているかを確認してみましょう。
ただし、よく利用するだけではなく、予約の取りやすさや航空券の安さ、サービスや使い勝手などから航空会社を選ぶようにしてください。
就航エリアで選ぶ
自分がよく利用するエリアに運行便があるかどうかです。いくらお気に入りの航空会社であっても、よく行く地域をカバーしていなければ意味がありません。
それぞれのアライアンスに加盟している航空会社で比較してみましょう。
ANA無料航空券はどのマイルで発券する?
ANA国内線に限ると、ANAマイルよりもユナイテッド航空マイレージプラスで発券する方が実はメリットが大きいです。まず、発券に必要なマイル数が少なくて済みます。
さらに、ユナイテッド航空公式サイトから予約する際、乗継便の設定があれば、大阪→札幌→東京を片道1区間分の5千マイルのみでフライトが可能で、運がよければ札幌で1泊できるスケジュールで発券できます。
一方、ANAマイル発券であれば2区間分のマイル数が必要なので、最低でも1万2千マイルが必要です。
ただし、ANA国際線はANAマイルの方が必要マイル数が少なくお得なので、海外旅行にはANAマイルがお勧めです。
JAL無料航空券はどのマイルで発券する?
JAL国内線に限ると、ブリティッシュエアウェイズAviosで発券する方が、JALマイル発券よりメリットがいくつかあります。
まず、通常期の発券に必要なマイル数が少なくて済みます。
さらに、国内航空会社で規定されている第2親等までの特典航空券発券の制限が、海外の航空会社ではありません。
つまり、友人へのJAL無料航空券を、JALマイルでは発券できませんが、ブリティッシュエアウェイズAviosでは発券可能なのです。
JAL国際線はJALマイルの方が必要マイル数が少なくお得な場合が多いので、ハワイなど海外旅行に無料で行くならJALマイルがお勧めです。
尚、Aviosが貯まるクレジットカードはアメックス系のみ。
なかでもスカイトラベラープレミアアメリカンエキスプレスカードの還元率が5%と群を抜いています。
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