書籍出版でブランドをさらに加速させる

起業

50代からの起業で、商業出版をするメリット

ある程度あなたのブランドが確立されたら、出版を考えましょう。

Kindle出版ではなく紙ベースの書籍、つまり商業出版をすることです。

本は、あなたに代わって24時間働き続ける、最高の営業マンになります。

あなたがメッセージを届けたいと思っている読者だけを的確に絞り込み、その本の内容が彼らを深く教育してくれるのです。

あなたの「価値観」と「世界観」に共感した質の高い見込み人を、あなたのもとに厳選して顧客として連れてきてくれるのです。

集客のためにガツガツと営業する必要はなくなります。

それ以外にも、商業出版にはビジネスと人生を豊かにするメリットがいくつもあります。

 

  • あなたの会社の信用度が格段にアップする
  • 競合他社との圧倒的な差別化になる
  • マスコミやメディアが注目し、テレビや雑誌などから取材依頼が来る
  • 「先生」と呼ばれ、その分野の第一人者として扱われる
  • 親戚や知人からも一目置かれ、親にも喜んでもらえる

などなどです。

ビジネスを盤石にしたいという思いが強くあるのであれば、年に1冊のペースで出版することをお勧めします。

最初の1冊目を出すハードルは高いですが、その本が売れれば、年に1冊程度のペースで出し続けることは難しくはありません。

ただし、そのためには常にインプットを続け、情報の質を落とさない努力が必要です。

インプットをおろそかにしてアウトプットばかりしていると、本の内容が重複したり薄っぺらくなったりして、ファンはそれにすぐに気がつきます。

あなたの新刊を楽しみにしていた人を、がっかりさせては元も子もありません。

質の良い本を出し続けるためにも、日頃から学びを止めないようにしていきましょう。

 

商業出版を実現する!出版企画書の書き方

商業出版とは、出版社が数百万円を投資して本を作り、その売上で費用を回収するビジネスです。

この仕組みを考えると、出版社は「投資家」であり、あなたが提出する出版企画書は、その投資家を納得させるための「投資目論見書」と言えます。

このように考えると、企画書に書くべき内容は、「この本は投資を回収できる見込みがある」と判断してもらうための客観的な情報です。

出版したい⾃分の思いや熱意を伝えようとするものではありません。

出版企画書に載せるのは、例えば、取り上げるテーマの市場規模や具体的な読者ターゲット像、その情報を必要としている人の数、あなた自身のファンやフォロワー数から見込める売上予測などです。

次に挙げる5つの項目は、出版企画書の必須項⽬です。

一つでも欠けていると、連絡すらないまま不採用になる可能性が高いです。

 

出版企画書に載せる必須5項目

  1. 企画した本のタイトル案
  2. 企画概要
  3. 著者プロフィール
  4. 目次案
  5. 読者ターゲット

他にも類書や販促計画など、載せるべき項目はありますが、出版社に最初に持ち込む段階では、この5項⽬以外は載せていなくても差し障りはありません。

企画が目に留まれば、足りない項目については出版社から追加のヒアリングが必ず入ります。

 

出版企画書は、A4用紙2枚程度で簡潔にまとめる

出版企画書は、テキストファイルでA4用紙2枚程度になるよう簡潔にまとめてください。

メールで送る際にも、相手を「投資家」として意識した丁寧な対応を心がけます。

名前を名乗り、住所や電話番号も伝えてください。

最初からペンネームで出版企画書を応募してくる人に、出版社が数百万の投資をすることはありません。

 

商業出版を実現する!出版社へのアプローチの仕方

出版企画書が完成したら、いよいよ出版社に売り込みます。

主なアプローチは3つあります。

 

アプローチ①:直接売り込む

一つ目は、出版社のホームページなどから企画を直接応募する方法です。

このアプローチで最も効果的なのは、その出版社で売れている本の著者の知人を探し、その人から編集者を紹介してもらうことです。

何の実績もない個人からの応募に比べて、信頼できる著者からの紹介は、編集者に企画書を真剣に読んでもらえる確率を高めてくれます。

 

アプローチ②:「出版プロデューサー」に依頼する

二つ目は、出版プロデューサーに依頼し、企画のブラッシュアップや出版社への売り込みを代行してもらう方法です。

しかし、出版プロデューサーと名乗る人たちの実力や費用感は玉石混交です。

SNSでのアピールが上手で敏腕プロデューサーに見えても、実績が伴っていない人も少なくありません。

依頼する場合は、その人が過去にどんな本を手がけたのか、実績を慎重に見極める必要があります。

 

アプローチ③:ブログを強化し、編集者から「スカウト」される

三つ目は、あなた自身のブログを強化し、編集者から「この人に本を書いてほしい」とスカウトされるのを待つ方法です。

そのためには、あなたのブログが特定の分野の専門家として認知されるまで内容を充実させることが必要です。

例えば、私の場合は「観光列車」のブログを続けた結果、「観光列車評論家」として編集者の目に留まることができました。

検索で上位に表示されるようなSEO対策を施し、十分な記事数、そしてファンやフォロワーの数がある程度いることも重要です。

編集者は、そういったすべての要素を見て、あなたに著者として執筆を依頼するかどうかを判断しています。

ブログには必ず「問い合わせ窓口」を設置しておきましょう。

せっかく編集者があなたを見つけてくれても、問い合わせ先がわからなければ、そのチャンスを逃してしまいます。

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