「自慢したいこと」と「よく聞かれること」からテーマを探す
オンライン講座の収益モデルの全体像がはっきりしたら、次はオンライン講座の中身になるテーマをどのようにして見つけるかについてです。
まずは、テーマの原石となるアイデアを自由に書き出してみることから始めます。
自分の成功体験を書き出す
これまでの人生で、自分が誇れることや成功したと思えること、人に自慢したいことは何かありませんか。
ここまでの話で言えば、あなたはブログやKindleである程度の収益化に成功しているはずですから、それ自体が強力なテーマになります。
例えば私の場合であれば「ブログからテレビ出演が決まる方法」「ブログから商業出版が決まる方法」「10万円の収益を継続的に上げるKindle出版の方法」などです。
まわりからよく聞かれることを書き出す
「あれって、どうやったの?」「やり方を教えてほしい」と、まわりの人から頻繁に尋ねられることはありませんか。
受けたこれらの質問には、収益化できるオンライン講座のテーマになるヒントが隠れています。
オンライン講座を作っておけば、もし誰かに聞かれたときに「そのやり方は、この講座で詳しく解説しているよ」と案内できると説明の手間も省けますし、あわよくば購入してもらえるかもしれないのです。
テーマの再現性を担保する
アイデアが見つかってテーマのめどがついたら、その内容に再現性があるかどうかを検証します。
「あなただからできた」という属人的な内容では講座のテーマになりませんので注意してください。
再現性を担保するには、「なぜ自分は成功できたのか」を客観的に分析することが不可欠です。
例えば、私が観光列車評論家としてテレビ出演できたのは、顔も実名も公開していたからだったという話を思い出してください。
実際にテレビ局の担当者へ「なぜ私にオファーをいただけたのですか」と直接伺ったところ、「顔と実名を出している安心感と信頼性が決め手でした」という明確な答えが返ってきたからですが、このように客観的な事実に基づいて成功の理由を突き詰めることで、あなたの経験は誰でも実践できる「再現性のあるノウハウ」へと変わるのです。
あまり深く悩まずに、棚卸した中で浮かんだアイデアからテーマを見つけ、再現性が担保できたら、どんどんオンライン講座を作っていきましょう。
講座のコンセプトを決める
次はコンセプト決めです。
コンセプトを決めるには、まず顧客となるかもしれない人(ター
ゲット)が自身で自覚している悩みや欲求に焦点を当てます。
こちらから売り込む必要のある潜在的な悩みではなく、「何とかしたい」と思っている顕在化している悩みからコンセプトを決めるのが自動で売れるオンライン講座をつくるコツです。
しかし、ここで重要なのは、その表面的な悩みを解決するだけではなく、そのさらに奥にある真の欲求を見つけ出すことにあります。
例えば「口臭を治したい」という悩みを抱えている人が本当に手に入れたい未来は、単に口臭が消えることなのでしょうか。
もしかしたらそうではない可能性もあります。
「口臭が原因で恋人ができない。
だから口臭を治して、すてきな恋人を作りたい」という切実な願いが隠れているかもしれません。
この「恋人を作りたい」という本当の欲求に響く講座を作ることで、ターゲットとなる顧客から「まさにこれが欲しかった」と思われる講座にすることができるのです。
競合分析をする
競合のリサーチは徹底的に行ってください。
競合分析は、あなたの講座の価値を確かなものにするために欠かせないプロセスです。
自分の講座の独自の価値を知り、競合に勝つ道筋を見極められます。
リサーチを行う時のポイントは次のとおりです。
競合の分析ポイント
- SNSでの活動内容:どのSNSを使っていて、どのような活動をしているのか
- 集客方法:どのようなリストに集客をかけているのか
- 講座の具体的な内容:実際の講座内容はどのようなものなのか
- サポート体制:サポート体制はどのようになっているのか
- 受講料:受講料金はいくらなのか
競合分析をすることで、市場の相場観もわかりますし、競合がどのような顧客層に向けて販売しているのかといった内情も見えてきます。
リサーチにより集まった情報から、自分の講座が持つ独自の価値を再確認し、さらにはどうすれば競合に勝てるかという道筋も明確になるのです。
例えば、競合よりも優れた内容を少しだけ安く提供すれば、大きなビジネスチャンスになる可能性もあるわけです。


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