コンテンツビジネスに取り組むのに留意しておくこと

起業

50代からの起業でコンテンツビジネスを始めるメリット

私がこのコンテンツビジネスを50代からの起業にふさわしいビジネスモデルであると勧めるのには、明確な理由があります。

それは、50代の起業にふさわしい、精神的な「余裕」と「尊厳」を保ちながらできる、というメリットがあるからです。

取り組む前に、コンテンツビジネスの魅力や、そこに求められる資質、なぜ50代にとって最適な選択肢となり得るのかを知っておくことは、モチベーションを維持し成功へと進むために非常に重要ですから、ここでは、コンテンツビジネスに取り組む上で知っておきたい3つのメリットについて、詳しく解説していきます。

 

ガツガツする必要がない

50代からの起業で考えるべきことは、主に「どうすれば人が集まってくれるか」「どんな面白いことを投稿すればいいか」といったクリエイティブな部分だけです。SNSでの過度なアピールや、ネットワーキングイベントに無理に参加する必要はありません。

このガツガツしないスタイルは、50代にとって大きな魅力だと思っています。

あくまで個人的な見解ですが、20代や30代の若者ががむしゃらに異業種交流会で必死に名刺交換をして回る姿はすがすがしく感じますが、50歳を過ぎてからの起業で、それと同じことをしている姿を目にすると、正直、どこか痛々しく思えてしまいます。

50代は、これまで人生を長く生きてきたわけですから、起業初期とはいえ、もう少しどっしりと構えて余裕のある佇まいで取り組める方が望ましいのではないでしょうか。

 

ペコペコする必要がない

起業して資金が尽きてくると精神的な焦りから、見込みの顧客に対して「お願いだから買ってください」と頭を下げてしまう、いわゆる「ペコペコする」状況に陥りがちです。

しかし、このコンテンツビジネスでは、ブログ読者やコンテンツ商品を購入する顧客と直接対峙してお金を受け取るモデルではありません。

Kindle本はAmazonというプラットフォームが販売を代行し、読者が自らの意思で本を買うのかめくるのかを判断します。

ブログに至っては、あくまでも人を集めることであり、その先の行動はブログ読者に委ねられます。

私の推奨するコンテンツビジネスでは、収益化が間接的であるため、誰かに頭を下げてお願いする必要が一切ないのです。

 

お金をかけずに、自然に人が集まる

コンテンツビジネスは、面白いコンテンツを投稿し続ければ、自然と人が集まってきます。

そのため、高額な広告費をかけ続ける必要がありません。

もちろん、一時的にブーストをかけたい時に広告を使うのは有効な手段ですし、私も時々利用することがありますが、それはあくまで「ここぞ」という時のための最終手段として温存しておける「強烈な武器」です。

日常的な集客コストをほとんどかけずに済むという点は、事業を安定させる上で非常に大きなメリットと言えます。

 

コンテンツビジネスに必要なスキル

コンテンツビジネスに取り組む上で、いくつか必要となるスキルや資質があります。

自身がコンテンツビジネスを始めるにあたって、あなたがこのビジネスに向いているかどうか、ぜひ照らし合わせてみてください。

 

熱量を伝える「筆力」

ブログ記事やKindle本の執筆には、文章を書く力、いわゆる「筆力」が重要になります。

長文を書くのが苦手な人には、もしかしたらあまり向かないかもしれません。

しかしブログ記事やKindle出版の執筆に求められるのは、商業出版を執筆するときのような完璧で格調高い筆力ではなく、ブログ記事やKindle本に読者が求める「気軽に読める文章」が書ける程度の筆力さえあれば問題はありませんので安心してください。

それよりも「この人の文章は面白い」「楽しさが伝わってくる」と感じさせる、文章に込められたエネルギーの方がはるかに重要です。

あなたの「好き」や「楽しい」という熱量を文章に乗せられるかどうかが、人を惹きつけるポイントとなります。

生成AIで文章を作ることもできますが、生成AIにこの「熱量」を込めるのは難しく、人を集めるための文章は、やはり自身で書くことを勧めます。

 

「好奇心」と「行動力」

「あれは面白そうだ、やってみよう」「あそこへ行ってみたい」というような好奇心と、思ったことをすぐに実行に移せる行動力は、コンテンツビジネスの原動力となります。

好奇心があれば、人が何に面白さを感じるかを肌感覚で理解できますし、魅力的なテーマを見つけることにつながります。

ただ行動力が伴わず、「いつかやってみたいな」で終わってしまう人には、このコンテンツビジネスは向いていないかもしれません。

 

長期的な視点(短期で稼ぎたい人には不向き)

コンテンツビジネスは、時間をかけて資産をコツコツと積み上げていくストック型のビジネスモデルです。

そのため、短期間で大きな収益を上げたいと考えている方には向いていません。

例えば、月に1万円稼いでくれるKindle本を20冊出版すれば月収
20万円になりますが、20冊を出版するには1年以上の時間が必要になる可能性があります。

また、収益もきれいに右肩上がりになるわけではないのでKindle本を出版した直後は手にしてくれる人がたくさんいて盛り上がったとしても、その後は一定の水準で低空飛行を続ける、という形になることがほとんどです。

しかし実はこの低空飛行の資産をいくつ積み上げられるかが勝負なのです。

このようなことからも、途中で諦めずに取り組み続けるという、長期的な視点が求められます。

 

コンテンツビジネスが50代に向いている理由

発信されたコンテンツ(情報)を受け取る側は、誰がその情報を語るのかを重視します。

その語り手の持つ「価値観」や「世界観」に共感したときに、ファンになってくれるわけです。

例えば映画鑑賞をしてその映画についての感想をブログに書いても、感想を語る人と受け取る人との価値観や世界観が合えば共感はされますが、仮に価値観や世界観が合わない⼈がブログに書いた感想記事を読んでも理解できないこともあります。

50代にもなると、これまでの人生経験を通じて、独自の価値観や世界観が確立されていますから、軸があります。

この軸さえあれば、さまざまなテーマで、あなたにしか書けない深
みのあるコンテンツを生み出すことができるのです。

まだ価値観や世界観が発展途上である若い世代にはない強みになります。

人が集まるコンテンツを作り続けるには、自分の「世界観」「価値観」を軸に好奇心旺盛に日々を暮らし、自分が心から楽しんで書けるテーマを選んでいくことが大切です。

トレンドや人気があるテーマでどんなに収益が見込めるテーマであったとしても、あなた自身が面白いと思えなければ、いずれ筆は止まってしまいます。

成果が出れば楽しさはさらに増し、自然と継続も可能です。

 

このビジネスの基本的なスタンスは「売る」ことではありません。

「これ、すごく面白かったからちょっと聞いてよ」と、友人に勧めるような感覚で、自分が良いと思ったことを「共有する」「シェアする」のがメインの活動です。

「買ってください」とお願いするのは心理的にもハードルが高いものですが、「教えてあげる」「自慢する」というスタンスであれば、ずっと気楽に取り組めるのではないでしょうか。

この気楽さも、コンテンツビジネスが50代からの起業に向いている理由です。

コメント