売れる仕組み(セールスファネル)を構築する
ここからは、オンライン講座の「売り方」についての解説です。
オンライン講座が完成しても、それがすぐに自動的に売れるわけではありません。
収益化するための具体的なプロモーション戦略を立て、あなたのオンライン講座を必要としている人たちに届けられるようにします。
講座を販売するための仕組みは「講座サイト」の構築でもお勧めしたUTAGEを使えば、販売の仕組み(セールスファネル)も一貫して作れるため、簡単で効率的です。
推奨する販売モデルは「トリップワイヤーファネル」です。
トリップワイヤーとは、非常に安価なフロントエンド商品のこと。
このセールスモデルでは、まずトリップワイヤーとして非常に安価なフロントエンド商品(例えば100円のウェビナーなど)を提示し、見込み顧客に最初の購入を体験してもらいます。
そして次の高額なバックエンド商品への購入のハードルを下げるわけです。
50代からの起業で販売する「オンライン講座」のトリップワイヤーファネルは、次の3ステップで取り組んでいきます。
オンライン講座のトリップワイヤーファネル
- 無料の特典を配布して、見込み客のリスト(メールアドレスやLINE)を集める
- 特典を受け取った人に対して、100円のウェビナーなど、安価な「フロントエンド商品」を購入してもらう
- フロントエンド商品を買ってくれた人に、本命である3〜5万円程度の「バックエンド商品(オンライン講座)」を販売する
50 代からの起業では、この3つのステップをエバーグリーンな仕組みで販売するので、一つひとつの工程でこちらの手を煩わせないように自動化するための機能を連携させます。
トリップワイヤーファネルについては、PDFをプレゼントしておりますので、巻頭からお申し込みください。
このセールスファネルを実施していくのに必要な機能は、メール配信(もしくはLINE配信機能)、決済システム、オンライン講座受講生がアクセスする動画や教材を格納する「講座サイト」のプラットフォーム、この3点です。
それぞれの機能を備えたツールを連携させます。
連携するツールについては、代表的なものを次に紹介しておきます。
メール配信やLINE配信
見込み顧客のリスト管理、ステップメールの配信を行います。
アスメルなど(メルマガスタンド)、Lステップなど。
アスメル
https://www.jidoumail.com/
Lステップ
https://linestep.jp/
決済システム
商品代金の受け取りをします。
ユニヴァペイ(ユニヴァペイ)、PayPal(ペイパル)など。
UnivaPay
https://univapay.com/
PayPal
https://www.paypal.com/jp/home
「講座サイト」のプラットフォーム
受講生だけがアクセスできる会員サイトのプラットフォームです。
動画や資料を格納します。
WordPress(ワードプレス)、Teachable(ティーチャブル)など。
Teachable
https://www.teachable.com/
ひとつのツールを契約して連携するのに手間を感じるようであれば、先ほどから紹介しているUTAGEのような包括型のマーケティングツールを使うのがお勧めです。
ステップメールの配信や決済連携などのこの一連の流れをすべて自動化できます。
これが連携できると、オンライン講座の売れる仕組み(セールスファネル)は完成です。
売れる仕組みに見込み客を集める
売れる仕組み(セールスファネル)は、いわば「水路」のようなものです。
作っただけでは商品であるオンライン講座は売れず、その水路であるセールスファネルに水を流し込む「集客」という作業が必要になります。
集客をしていく方法には、広告を配信などして集める「有料集客」と、ブログやKindleを読んであなたのファンになってくれた人たちを集める「無料集客」の2つのアプローチがあります。
50代からの起業でオンライン講座を集客するのであれば、この両方を同時に進めるのが理想です。
有料で集客する場合は、広告で人を集めて特典をプレゼントするのと引き換えにリストを集めます。
リストとは、すでに解説しているようにメールアドレスやLINEの登録です。
広告は広く数を集めやすいですが、あなたに関して知らない人も集まってきますし、オンライン講座への興味が薄い人が多く含まれます。
そのため、すぐには購入してもらえません。
先ほど作った売れる仕組み(セールスファネル)に送り込み、100円ウェビナーなどのフロントエンド商品で興味・関心を高めてから、バックエンド商品のオンライン講座の販売へと誘導する流れになります。
いわば、フロントエンドで客層を淘汰するイメージです。
無料で集客する場合には、すでにあるあなたのブログKindleから見込み顧客を集めます。
あなたのメディアを読んでくれた読者を、企画したメールセミナーなどに誘導しリストに登録してもらいます。
すでにあなたの「価値」や「世界観」を知っている人たちなので、最初から興味関心が高い見込み顧客が集まります。
広告で集める数に比べると少なくはなりますが、もともと興味関心が高い人たちなので、フロントエンド商品を挟まずに、直接バックエンド商品(オンライン講座)の案内ページへ誘導しても、高い成約率が期待できます。
「有料集客」と「無料集客」の両輪でプロモーションを回す
有料集客と無料集客には、それぞれ一長一短があります。
どちらか一方だけでは、機会損失になりかねません。
この2つの集客を両方同時に行うことで、オンライン講座の売上を安定的で大きな成果につなげることができるのです。


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