自分の成功体験が「オンライン講座」になる
この記事では、それらの活動で得られた成功体験を、さらなる収益の柱へと育てていく「オンライン講座」のビジネスモデルについて解説します。
「オンライン講座を作る」と言われたら、講座で何か特別なことを教えなければならないと身構える人もいるかもしれませんが、その必要は一切ありません。
ここまであなたがやってきたブログの収益化やKindle出版で成功した体験そのものが、これから作る「オンライン講座」のテーマになるからです。
例えば、Kindle出版で月に10万円を稼げるようになったのであれば、「Kindleで10万円稼ぐ方法」、ブログを書いてGoogle AdSenseで月に20万円稼げるようになったのであれば「ブログから20万円稼ぐ方法」のようにすればオンライン講座は出来上がります。
本書で紹介してきた活動を展開していれば、まわりの人から「それって、どうやったら成功するまでになれるの?」と聞かれることも出てくると思いますので、聞かれたことに対してその回答を講座にすればいいのです。
ただし重要なのはその成功までの軌跡を、他の人が再現できるノウハウにまとめることが前提となります。
オンライン講座は、再現性のあるノウハウをステップバイステップで解説するカリキュラムに落とし込んで作っていくわけです。
オンライン講座の収益モデル全体像
オンライン講座で収益を上げるためのビジネスモデルは、直接稼働しなくても自動で売れ続けるエバーグリーンで売れる仕組みを構築することが最終目標です。
勝手に受講生が講座を購入し、その講座を自身で学び、勝手に卒業していきます。
こちらの手を煩わせることのないこの自動的な仕組みは、具体的に次の3つの課程を組み合わせることで実現します。
(1)フロントエンド商品の販売
フロントエンド商品の企画販売を計画し、まずは手頃な価格帯のものを用意します。
顧客は一度もお財布を開いたことのない取引相手には非常に強い警戒心を抱きますが、一度でもお金を払うと、その後の支払いへの心理的な抵抗が格段に下がるからです。
まずは参加費100円のウェビナーなどを用意して、最初の購入の壁を突破させます。
(2)バックエンド商品の販売
フロントエンド商品を買ってもらえたら、次は本命のバックエンド商品としてオンライン講座を販売します。
このバックエンド商品の売り方は、エバーグリーン、つまり自動販売です。
個別相談や説明会などは挟まず、講師と直接話すこともないままウェブページだけで購入を決断してもらうため、あまりに高額な商品は購入してもらえません。
今までの私の経験から考えると、価格設定は3万円前後からせいぜい高くても5万円程度です。
3万円前後の値付けの商品をメインにします。
(3)卒業生をファンに変えるコミュニティ戦略
オンライン講座の卒業生向けに、オンラインサロンやコミュニティを用意し、月々の会費制(サブスクリプションモデル)で運営していきます。
仮にサブスクリプションモデルにしなかったとしても、卒業生のコミュニティがあれば、次に出す新しい講座をそのコミュニティの人たち向けにリピーター割引価格で販売するなどができますので、関係性を継続していきましょう。
オンライン講座収益化のフロー
では次に、制作から販売までを具体的にするオンライン講座収益化のフローです。
①テーマ決定
何を教える講座にするかを決めます。
②カリキュラム作成
再現性のあるノウハウを、誰でも実践できるようにステップバイステップで解説するカリキュラム構成を考えます。
③講座サイトと教材の準備
動画やPDFなどの教材を作成し、それらをアップロードするための講座サイトを準備します。
④ セールスの仕組みを構築してリリース
自動で売れる仕組み(セールスファネル)を作り、販売を開始します。
50代からの起業で販売するオンライン講座ですから、3万円から5万円程度の価格帯で販売するからこそ、集客からセールス、講座のサポートまで、できる限り手間をかけず、最小限の労力でやりきるようにするわけです。
もし20万円や30万円もする高額な価格帯の講座を作った場合には、手間をかけなければその価格相当の価値は出せませんので、同じようにはいきません。



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