収益化しやすいKindle本を作る方法

起業

本文はEPUBファイルで作成する(無料・有料)

原稿や図版などの素材がすべてそろったら、いよいよ電子書籍として形にする最終工程に入ります。

ここからは本文となるファイルと、表紙(カバー)の作成方法について、具体的な手順です。

Kindle本を出版するためには、「EPUBファイル」という形式の電子書籍ファイルを作成する必要があります。

このEPUBファイルには、「リフロー型」と「固定レイアウト型」の二つの型があります。

「リフロー型」は、読者の使用するデバイス(スマホ、タブレットなど)や文字サイズの設定に応じて、1ページに表示される文字数が自動で調整される形式です。

一般的なKindle本はこの形式のファイルで作成され、マーカーを引くなどの機能も使えます。

「固定レイアウト型」は、どのデバイスで見ても、レイアウトが固定されている形式です。

図や写真を多用する本には向いています。

50代からの起業で行うKindle出版は、これまで自分で習得したノウハウを自分のフィルターを通して昇華させたものですから、図や写真を多用することがなければ、基本的にはリフロー型で作成すると考えてよいでしょう。

EPUBファイルの作成には、無料でできる方法と有料でできる方法があります。

 

無料でEPUBファイルを作成する

Kindle Create(Amazon公式アプリ)

無料で作る方法としては、Amazonが公式に配布している無料アプリ「Kindle Create」を使用します。

慣れるまで少し時間がかかるかもしれませんが、使い方の解説をしているYouTubeやブログが数多くありますので、それを参考に無料で作ることが可能です。

 

ライブドアブログ

Kindle用に作った原稿をブログ記事として投稿し、最後に管理画面で指定すると、それらの記事を一つのEPUBファイルとして一括で書き出してくれます。

章の順番はブログの投稿順になるため、投稿日時を調整して章立ての順を整える必要がありますが、他の方法と比較して取り組みやすいやり方です。

 

PDF入稿

Googleドキュメントなどで作成した原稿をPDFとして出力し、入稿します。

ただし、目次の作成などが少し面倒な箇所もあります。

 

有料でEPUBファイルを作成する

先ほど紹介した方法であれば無料でできますが、それが難しいと感じる場合には、外部のサービスに依頼もできます。

「ココナラ」のようなスキルマーケットで探せば、意外と安価で、かつ質の高いEPUBファイルを作成してくれる人がたくさんいます。

まずはココナラで相場感を調べてみるのが良いでしょう。

 

カバー(表紙)は商業出版レベルを目指す

Kindle本の売れ行きを左右するのが、カバー(表紙)です。

カバーは商業出版レベルのクオリティーを目指して制作してください。

Amazonの商品ページに表紙の画像が載ることを意識します。

よく見かけるのが、小さなサムネイル画像なのにタイトルの文字が読めるように字を不必要に大きくしてしまっているKindle本です。

いかにもKindle本であることが主張されてしまいますので、これは避けてください。

一般的にKindle Unlimitedの利用者は、商業出版された紙媒体の本が電子書籍化されて読めることから会員契約をしています。

それが目的であるなら、私たちはその心理を逆手に取り、あえて商業出版されている本のようなデザインのカバーを作るべきです。

パッと見で「これも商業出版の本かな?」と良い意味で勘違いしてもらえたら、あなたのKindle本を手に取ってくれる可能性も高くなります。

 

無料でもプロっぽいカバーは作れます。

無料で作るなら、選択肢は「Canva」一択です。

初心者でも比較的簡単に使え、Kindleのカバー用テンプレートも豊富に用意されているので、それを少し修正するだけで見栄えの良いカバーが作れます。

有料で作る方法ならプロに依頼します。

EPUBファイル作成と同様に「ココナラ」のようなスキルマーケットでデザイナーを探してください。

ただし、当たり外れはあります。

「クラウドワークス」などで提供されるコンペを活用するのもお勧めです。

以前私がコンペ形式でカバーを発注した際には、1万円しない程
度の予算で20人ほどのデザイナーから提案が集まり、その中から質の高いデザインを選ぶことができました。

ただし、コンペの管理には多少の手間がかかるという点は、考慮に入れておく必要があります。

 

Canva
https://www.canva.com/ja_jp/

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