健康で文化的な最低限度の生活ができる金額とは
自分は毎月どのくらいの生活費で暮らしているのか、把握はできていますか。
生活費は、「老後資金」や「教育資金」のような、将来のためにあらかじめ準備しておくお金とは感覚が違います。
単純に、毎月の自分の給料の手取り分から、固定費や未来への投資を含めた預貯金を差し引いたあとに残ったお金を生活費にあてている人も多いはずです。
支出を減らし収入を増やすことをベースにFIREを目指すのであれば、生活保護で支給される「生活扶助費」を参考に、自分が使える生活資金を計算してみましょう。
生活保護は、憲法に定められた「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」に基づいた社会保障制度ですから、その支給額は、おおよその人が日々安心感を持ってある程度の水準の生活ができる金額だと考えて間違いはないでしょう。
生活保護には、生活扶助費のほかにも住居のための家賃扶助などが付加されています。
生活扶助費は、いくらくらい支給されているものなのでしょうか。
地域の物価や社会情勢などによりその額に違いがあるので、自分の住んでいる地域ではどれくらい支給されるのか調べてみましょう。
実際に調べてみると、想像していたよりも「こんなにもらえるんだ」という印象を持つ人が多いのではないでしょうか。
生活保護で保障される生活扶助費の金額で、健康で文化的な最低限の生活ができるということであれば、生活費はここを基準に考えていくことにし、それ以上にお金をかけているものがあれば、生活費を圧縮していく必要があります。
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