50代からの起業でKindle出版をする目的とは
「Kindle」をはじめて知った人のために説明しますが、KindleとはAmazonが提供している電子書籍サービスのことです。
サービスストアの正式名称は「Amazon Kindleストア」と言います。
電子書籍が購入できて、月額を払うとKindleストアで提供されている電子書籍の読み放題サービス「Kindle Unlimited」が利用できます。
また電子書籍を出版したい人のために、自身で作るプラットフォーム「Kindleダイレクトパブリッシング(KDP)」も提供されており、コンテンツさえあれば誰でも出版できるのが魅力です。
50代からの起業でKindleで稼ぐには、あなたが著者になり、 電子書籍をKindleで出版します。
Kindleで出版するために準備するコンテンツは、ゼロから生み出
す必要はないので心配はいりません。
これまでに学んで習得した知識を、あなたの独自の視点で編み直せば出来上がります。
身に付けたいことや知りたいことがあって勉強したり、学びを探求したりする際には、私たちは複数の本を読んだりセミナーに参加したりして、それを検証し知見を深めています。
そこで集めたものを自身の「価値観」と「世界観」というフィルターを通して自分なりに再編成したものは、もはや単なる寄せ集めではなく、あなただけのオリジナルのノウハウです。
そのノウハウを、他の人が再現できるように体系化し、電子書籍にしてKindleストアで出版します。
Kindle出版して稼ぐ三つの方法
Kindle出版して稼ぐには三つの方法があります。「めくってもらって稼ぐ」「買ってもらって稼ぐ」「アフィリエイトで稼ぐ」です。
めくってもらって稼ぐ
出版するとなれば、一般的には本を買ってもらうことを考えがちですが、Kindle出版の場合には、むしろ買ってもらうよりもページをめくってもらって稼ぐ方がお金になります。
先ほども紹介した「Kindle Unlimited」という読み放題サービスは、会員になって利用するために月額1000円程度の利用料をAmazonに支払いますが、このKindle Unlimitedの利用者がKindleで出版されている電子書籍をめくると、そのページ数に応じて収入が発生する仕組みです。
Kindle Direct Publishing
https://kdp.amazon.co.jp/ja_JP/
つまり、あなたの出版した電子書籍をたとえ買ってもらえなかったとしても、ページをめくってもらえさえすれば収益が発生します。
書店やコンビニの雑誌コーナーで「(この雑誌の)中身を見てみたい!」と思ってもらい、立ち読みでペラペラとめくってくれたら、それだけでお金になるようなイメージです。
ただし、その先につなげるためには、立ち読みしたときにがっかりさせてしまうようなことにならないように⾯⽩い読み物にする必要がありますが、画期的な仕組みであることに違いはありません。
買ってもらって稼ぐ
もちろん買ってもらえれば、それは収益になります。
しかし「買ってもらって稼ぐ」を収益のメインに据えることはお勧めできません。
なぜなら「お金を払って買う」という行為は、読者にとって心理的なハードルが高く、その価格に見合った価値を提供できるかというプレッシャーも生じるからです。
世の中のKindle出版プロデューサーを名乗る人たちは、買わせるノウハウばかりを著者に教えていますが、実はうまくいかないケースが後を絶ちません。
最初から購入してもらうことを目指すのであれば、「読者のニーズに応える」とか、「トレンドのテーマを扱ってみよう」などの戦略が必要になるからです。
それで売れなくて結果的に「友だちに売るだけで終わり」みたいな形で稼ぐKindleになってしまうようでは50代からの起業でKindle出版をやる意味はありませんから、あくまで「あわよくば買ってもらう」程度の軽い気持ちでやっていきましょう。
アフィリエイトで稼ぐ
Kindle出版をしてアフィリエイトで稼ぐには、 出版する電子書籍にアフィリエイトリンクを仕込んでおきます。
例えば、健康効果のある水の飲み方についてまとめたコンテンツを電子書籍にしてKindle出版するときに、その本の中に「おすすめのウォーターサーバー」としてランキングを掲載し、それぞれにアフィリエイトリンクを設置しておくのです。
読者がそのリンクを経由してウォーターサーバーを申し込むと、あなたに紹介料が入るという仕組みになります。
これら3つの収益源を組み合わせることで、バランスよく、そして50代からの起業でも無理なくKindle出版で稼ぐ体制を築くことができます。
Kindle出版のフロー
Kindleで出版するまでの具体的な流れを、5つのフローで説明します。
- テーマを決める
- ノウハウを体系化する
- 原稿を執筆し、カバー(表紙)を作成する
- Kindleとして出版する
- プロモーション(販促活動)を行う
書店の新書コーナーをイメージしてみてください。
他の書棚と比較するとわかりますが、新書はテーマや著者でカテゴライズされません。
新書棚にはいろいろなジャンルの本が並び、書籍タイトルもフックのきいたものばかりです。
知的好奇心を満たすものも多くあります。
新書の書籍タイトルというのは、「ちょっと中身が見てみたい」「手に取ってみたい」と思ってもらえるタイトルをつけることが肝です。
これを参考にKindle出版をする折にも、新書と同様の発想で、読者の知的好奇心を刺激する企画やタイトルにすることが、ページをめくってもらい、収益を最大化するための鍵となります。
繰り返しになりますが、Kindle出版で成功するための秘訣は、売ろうと思わず、ページをめくってもらうことです。



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