キャッシュレス決済ではクレジットカード利用がダントツ
ポイントは副産物。
そこまで頑張って貯めなくても、必要なところでの支払いに利用するだけで、それなりに貯めることができたらベストです。
しかし、遊興費として使うときには、それでもたくさんあったほうが楽しみ方だって違います。
ポイントが貯まるキャッシュレス決済ですが、その方法は「クレジットカード決済」「QRコード決済・キャッシュレスアプリによる決済」「電子マネー決済」「デビットカード決済」の4つです。
ここからは、それぞれのキャッシュレス決済の特徴からメリットとデメリットを確認していきます。
クレジットカード決済
日本でいちばん使われているキャッシュレス決済は、クレジットカードによる決済です。
クレジットカード決済が使われる理由としては、使える場所が多くて使い勝手がよいこと、不正使用があった場合の補償などセキュリティー面の安心感があること、一度に大きい金額で決済できることなどがあるようです。
デメリットとしては、年会費のかかるカードが多いこと、入会審査があるので誰でもクレジットカードを持てるわけではないこと、使い勝手がよくて必要以上に使いすぎる可能性があることなどが考えられます。
QRコード決済・キャッシュレスアプリによる決済
QRコード決済、キャッシュレスアプリによる決済は、スマートフォンのカメラ機能を使ってコードを読み込んで決済する方法です。
ここ数年のうちに急速に広がりをみせました。
支払い方法は、あらかじめ登録したクレジットカードからの引き落とし、または事前にチャージしたお金での決済となります。
メリットは、審査がなく誰でも使える決済サービスであること、スマートフォンにアプリをダウンロードするだけという導入の容易さ、ポイント還元されるタイミングがわかりやすく還元率の高いキャンペーンも多く開催されていること、コロナ禍にあっては店舗で小銭の受け渡しを人を介して行わなくても済むことなどです。
デメリットとしては、使える場所は増えているもののクレジットカードに比べるとまだまだ限られた場所でしか使えないこと、セキュリティー機能への不安があること、スマートフォンでないと使えないことなどが挙げられます。
電子マネー決済
電子マネー決済は、SuicaやPASMOなどの交通系カード、nanacoやWAONなどの流通系カードをはじめ、それに対応するスマホアプリなど電子化されたお金で決済する方法です。
事前チャージをするプリペイド型、使ったあとで紐付づけしてあるクレジットカードから引き落とされる後払い型(ポストペイ型)、使ったタイミングで紐付けしてある銀行のキャッシュカードから即時に引き落とされるデビット型があります。
SuicaやPASMOは通勤・通学で電車に乗るときに使いますが、いちいちアプリを立ち上げることなくカードリーダーにかざすだけで決済ができるのはとても便利です。
スピーディーな決済と、月の利用額を設定できるため計画性が持てるのがメリット。
電子マネーの種類に応じたポイントも貯まります。
デメリットは、チャージしたら払い戻しができないこと、プリペイド型は事前チャージが面倒なこと、対応できる店舗がまだまだ少ないことです。
④デビットカード決済
決済した瞬間に自分の銀行口座から利用金額が引き落とされる、「デビットカード」を使った決済方法です。
銀行口座さえあれば、15歳以上は誰でも使えます。
カード入会の審査もありません。
口座にある金額以上の決済はできないので、安心して使えます。
銀行ATMで現金を下ろしてチャージする必要がないのもメリットです。
海外では、現地のATMで預金を現地通貨で引き出せます。
デメリットは、他の決済に比べるとポイント還元率が低めであること。
とはいえ、利用するたびに還元されるポイントがあるので現金よりはお得感があります。
分割払い、リボ払いはできません。ガソリンスタンドや高速道路、公共料金の支払いでは、利用できないことがあるので注意してください。
ポイントを貯めるのにお得なクレジットカード
ポイントを貯めるのであれば、やっぱりクレジットカードです。
キャッシュレス決済を利用する人が増えていく中で、次々と新たな決済方法も誕生していますが、クレジットカードの使い勝手のよさと信頼性の高さにはまだまだ届くものはありません。
というわけで、ポイントを貯めるのにお得なクレジットカードを紹介しておきます。
- SPGアメックスカード
- 三井住友カード
- 楽天カード
それぞれを見ていきましょう。
SPGアメックスカード
旅の遊興費に使えるポイントを貯めるのに、ベストなカードです。
SPGアメックスカード(スターウッドプリファードゲストⓇアメリカンエキスプレスⓇカード)は、決済でマリオットポイントが貯まります。
ポイントを貯めると、マリオット系のホテルに無料で宿泊できます。
主要ホテルは、リッツ・カールトン、マリオット、ウェスティン、シェラトンなど。
マイルに交換すると無料で飛行機に乗れるので、旅の遊興費にするポイントを貯めるのには、ベストな選択です。
100円につき3マリオットポイントが貯まり、3マリオットポイントはマイル換算では1マイルから1.25マイル。
マリオット系列ホテルで決済した場合、100円につき6マリオットポイントとなり、マイルで換算すると2マイルから2.5マイルです。
他の多くのカードが100円で1ポイント、マイルに換算すると0.5マイルという中で、SPGアメックスカードは驚異のマイル還元率。
申し込みには事前にMarriott Bonvoy会員番号の取得が必要です。
年会費は3万4100円、家族カード1万7000円。
年会費は高いですが、カードを継続するたびに世界各地のマリオット系ホテルの無料宿泊券1泊分(1室2名まで)がもらえる特典が付きます(交換レート1泊5万Marriott Bonvoyポイントまで)。
三井住友カード
ローソン、セブンイレブン、ファミリーマート、マクドナルドで最大5%の還元があるカードです。
三井住友カードで貯まるポイントは、個人カードの場合はVポイント。
通常のポイントは200円につき0.5%ですが、対象店舗のコンビニエンスストアやマクドナルドで使うと+2%されます。
さらに、Visaのタッチ決済またはMastercard®コンタクトレスを使って支払うと、ポイントが+2.5%還元されるので合計5%です。
コンビニエンスストアでVisaのタッチ決済またはMastercard®コンタクトレスを使うのが、ポイントをたくさん貯めるコツです。なお、年会費は無料です。
楽天カード
楽天ポイントは、ポイントを貯めやすいカードです。
基本は100円につき1ポイントで1%の還元率。楽天市場で楽天カードを使うと3.5倍以上でポイントが還元されます。
さらに、楽天グループのサービスを使えば使うほどポイントは貯まりやすく、楽天スーパーセールやお買い物マラソンなどのキャンペーンへのエントリーで倍率がアップするのがうれしいカードです。
カードを選ぶときの基本の考え方としては、自分がふだんからよく行く買い物先でいちばんお得にポイントが貯まるカードを選ぶ感覚が大切です。
ここにさらに追加するカードとしては、どこに行ってもポイントが受け取れる受け皿として、代表的なTポイント、楽天ポイント、dポイント、Pontaポイントが貯まるカードは持っておいたほうがよいでしょう。
クレジットカード決済は、ポイ活では必須事項です。
自分がよく使う店で効率よくポイントの貯まるクレジットカードを見つけて、決済はできるだけクレジットカードで行っていきましょう。
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